読むのも書くのも暇な人

考えていることや読んだものについて書いていきます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

フランダースに雪は降らない

www.iwanami.co.jp 読み終わった。読んでよかった。なんで読もうかと思ったのかといえば、2019年の日経新聞朝刊の「半歩遅れの読書術」で『京都ぎらい』の井上章一氏が取りあげていてずっと気になっていたからだった。有料版の記事だからこのブログに訪問し…

クラウトロック

ものすごく疲れて何も考えたくない時に聴きたくなる曲がある。 Agitation Freeというドイツのバンドの、インストの曲だ。インターネットで調べものをしていた時に見つけたのだけれど、ボヘーっと口を開けて音に身を任せると妙にリラックスする。1960年代末く…

フランダースの犬

アン・ヴァン・ディーンデレン、ディディエ・ヴォルカート編著(2015) 『誰がネロとパトラッシュを殺すのかー日本人が知らないフランダースの犬ー』 (塩﨑香織訳)岩波書店、を読んでいる。 『フランダースの犬』は幼い頃にテレビアニメを観ていたのでスト…

寝かせる

今月分と来月分のショートショート2000字ができた。嬉しい。どちらもちょっと寝かせて、推敲してから投稿しようと思う。いつも見直すのがいやで、書いたらすぐ出してしまっていた。ブログを書いていることで、自分の文章と向き合うための忍耐力がついてきた…

胃腸炎の原因

吐き気が治まってきて一安心。胃腸がおかしくなった原因はもちろん食べ過ぎなのだけれど、なんでそんなに食べたかというとコロナワクチンの2回目を打ったからだった。わたしの場合は次の日に熱がちょっと上がったくらいで済んだのだけれど、ものすごい食欲…

時間の使い方

天気も体調もいまいち。まずは睡眠を十分とって調子を戻そうと思う。 40代にもなって恥ずかしい話なのだけれど(何を今さら?)、わたしは生活リズムが狂ったり、ストレスを感じたりすると、食欲が旺盛になりすぎ体をほぼ動かさなくなる。それで、行き場を失…

微不調

前日より体調は上向いてきたけれど、まだ気持ち悪い感じは続いている。胃腸炎ではなくて、ワクチンの副反応かもしれない。午前中はゆっくりして、午後から1の療育に4も連れていく。平均よりも遅れているが、言葉は出るようになった。ただ、課題は山積み。…

不調

朝起きて、日課の日記のようなものを書き、さて散歩に行こうかなと思ったら吐き気と腹痛に襲われた。疲れや不摂生が続くとなる、胃腸炎だと思われる。幸い、4と1を預けられる日だったので、5に朝ごはんや登園準備、送りなどを丸投げしてひたすら寝る。迎…

旧暦盆

5が生まれた島では、お盆は旧暦でする。5父が亡くなってから、5母は島から出て、生まれて初めての一人暮らしをしている。そのマンションにみんなで行って、お線香をあげてきた。 5の弟の8と、息子の30も少し来てくれた。一歳になったばかりの30を思いっ…

軌道修正

ある地域の文学賞に投稿しようと思い、募集要項を読み込み、過去の受賞作をいくつか研究した。けれども、どの受賞作もそれほどよいとは思えなかった。きちんとした出版社が後援をしていて、有名な作家が審査をしているのに、不思議だった。 応募するときはい…

60日

ブログを毎日投稿するようになって、60日が過ぎた。約2ヶ月間、同じことをやっていることになる。以前、新しい習慣が身につく期間の平均値が66日という実験結果があったことを紹介した。近づきつつあってうれしい。 moderusangakoronda.hatenablog.com もの…

最近読んだもの

傳田光洋『サバイバルする皮膚ー思考する臓器の7億史』(2021年、河出新書) 筒井康隆『ジャックポット』(2021年、新潮社) 信田さよ子『家族と国家は共謀するーサバイバルからレジスタンスへ』(2021年、角川新書) 頭木弘樹『食べることと出すこと』(20…

くたくた

疲れている。理由はいろいろあるけれど、今、もっともストレスに感じているのは太ってしまったことだ。動きやすい体重から2キロ増えた。明らかに体が重い。食べると口の中の肉を噛んでしまう(じゃあ食うな)。 体調を整えるために、安くはないお金と手間を…

とどこおり中

あらゆることが停滞している。小説、書けそうでかけない。ブログ、うまくまとまらない。生きていくためにやらないといけないこと、放置。毎日眠くてたまらない。youtubeが捗る。読書はさらに恥ずかしいほどに捗る。 友人家族が遊びに来てくれた。子どもたち…

宿題

1年くらい借りっぱなしの本がある。500ページの分厚い本がシリーズもので4冊。自分にとって重要な、読まなければならないフェミニズムの本なのだけれど、女性は男性の動産だったというおさらいをするのが地味に傷つく。 振り返ってみれば、歴史の勉強も侵…

京都ぎらい

井上章一『京都ぎらい』(2015年、朝日新書)を読んだ。 京都の人というと「自宅に招いておきながらお茶漬けを出したり箒を逆さにするなど謎の行動で迷惑であることを主張する」という漠然としたいじわるなイメージがあり、遭遇したらどうしようと若い頃はド…

言えないこと

母方の祖父は、太平洋戦争の時に満州にいた。スパイのようなことをやっていたらしいと母から聞いた。でも、当時のことを祖父が語ることはなかった。家族や親戚の中でも、絶対に触れてはいけないという暗黙のルールがあった。向こうで習ったという餃子やうど…

まめ夫完走

テレビドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(まめ夫、と呼ぶらしい)を観終わった。お話も、俳優陣も、ファッションも、音楽もすばらしかった。 途中、主人公の親友が突然亡くなる。あまりにも呆気なくて、悲しくて、数年前のことを思い出した。二十歳くらい…

おじゃまします

このブログのアクセス解析を見ていたら、はてなキーワードなるものから見てくださった方がいることがわかった。伊藤比呂美とか萩原葉子とか田村セツコなど、固有名詞をブログ内に書くと、別のところにリンクされて同じことを書いたブログがひとまとめで表示…

とわ子さん

友人がすすめてくれたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」を観始めた。面白くて一気見してしまいそうだったので、2話の頭で止めている(自制心!)。 www.ktv.jp 松たか子がかわいい。40代の女性のいい感じのキャラクターって日本では珍しい気がするので、…

見にくいもの

誰もが傷ついていて、性的であり、やがては死ぬ。それを見るものたちが、「見にくい」と目をそむけるので見られる側が「醜い」と思い込むのだ。 7月21日の日経新聞から。精神科医で作詞家のきたやまおさむ氏のエッセー。書き写してみて、心の中で反芻してい…

盆踊り

朝公園に行くと、太極拳の前にウォーミングアップなのか盆踊りをしている人たちがいて、つい見てしまう。 盆踊りは、日本のコミュニティの感じをよく表していると思う。入るのは難しいようでいて、そうでもない。入れば中の人が場所を自然と用意してくれる。…

もぬけ前に

朝のラジオ体操の帰り道、セミの幼虫がひっくり返ってバタバタしているのを発見した。4にはもうすぐ一歳になる従弟がいるのだが、「あの子が寝返りできなかった時みたい」と言って小さな木の棒を差し出し、うつ伏せに直してやっていた。 この夏、抜け殻は嫌…

カブトムシ続報

相変わらず日中は一切姿を現さないカブトムシご一家。深夜、5が仕事をしているとオスが土の中から出てきて暴れているらしいが、メスとコクワガタは目撃したことがないという。死んでいるなら亡骸を片付けないとならないから、今度掘り返さないとね、と話し…

『天上の花』や『蕁麻の家』を読み終えたので、萩原葉子の息子、萩原朔美が葉子について書いた本や共著を読んでいる。好きな作家の子も物を書く人である時ほど嬉しいことはない。もし、すべての著作を読み終わっても、”子どもから見た親”という視点で 答え合…

いちまん

4000字のショートショートを書いた時、最後のページで「文字数が足りない」と焦った。これは、初めての経験で、いよいよ次のステップに行く時がきたのかもしれない、とドキドキしている。 読むのは好きだけれど書くのは義務感でいっぱいなので(じゃあなんで…

新しい習慣が身につく期間

早起きするようになってから1ヶ月と9日、朝散歩をするようになってから2週間がたった。今までは早起きと運動は具合が悪くなって寝込むので控えていたのだけど、毎日するようになるとしないことを想像しただけで辛くなってくるのが不思議だ。 私はたいへん…

蕁麻の家

萩原葉子『蕁麻の家 三部作』(1998年、新潮社)を読み終えた。 萩原葉子は教科書にも載っている有名な詩人、萩原朔太郎の娘で、2005年に亡くなった小説家。前にも書いたけれど、私は彼女の『ひとりぼっちの思春期』(1985年、ポプラ社)が小学生時代の心の…

カブトムシセラピー

4の幼稚園ボーイフレンドママが遠慮がちに「よかったらカブトムシをもらっていただけませんか?」とメッセージをくれた。1が昆虫大好きだから身請けしたいけど、育てたことないしなあ、と迷う。1がずっと張り付きそうだし、死んだら泣いて大変なことにな…

8月にしたいこと

6月も7月も小説を公募に出すことができて嬉しい。8月も7月同様、2000字と4000字を両方出すことを自分に課したい。7月は中だるみ期間が辛かったので、2週間ごとに自分の締め切りを設定しようかなと思う。 昨日、小説が書きあがったので元になったシナリ…