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新しい習慣が身につく期間

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 早起きするようになってから1ヶ月と9日、朝散歩をするようになってから2週間がたった。今までは早起きと運動は具合が悪くなって寝込むので控えていたのだけど、毎日するようになるとしないことを想像しただけで辛くなってくるのが不思議だ。

 

 私はたいへんにネガティブな性質なので、「今は暑いから朝早いと涼しくて気持ちがいいので早起きできているけれど、気温が下がったらまた子どもの登園ギリギリまで寝てしまう生活に戻ってしまうのではないか」「毎日続いているこの習慣がどうしても継続できない不測の事態が起きた時、願掛け(してないけど)が破れて恐ろしいことが起こるのではないか」「突然飽きたらどうしよう」とビクビクしている。

 

 時間管理や目標達成のコンサルタントである友人が、「物事が習慣化するのは10日から2週間で、今は定着しているはずだから大丈夫」と言ってくれたのはかなり心強かった。同時に、「プロはそういうところまで数値化しておくんだ」とびっくりした。

 

 そういう研究ってあるのかな、とインターネットで調べてみると、あった。

 

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)のPhillippa Lally博士らのチームは、平均27歳(21-45歳)の学生96人(男性30人,女性66人)を対象に84日間、1日1回新しい習慣を繰り返し、どのように身につくかを調査しました。”

結果は、習慣が身につくまでの平均時間は66日で、参加者の間で18日から254日まで個人差がありました。”

https://news.allabout.co.jp/articles/d/51196/p2/

 

 研究によると、何かを食べる系のものは定着しやすく、運動系のものは少し時間がかかるらしい。また、途中1日くらい行為を中断しても、習慣化にはあまり影響がなかったという。

 

 確かに、「3日間限定で(または1週間限定で)、連続で何かをした」というのは非日常感があって、終わったらハイそれまでよ、という感じがある。祭りとか宴的な。それが、10日とか2週間続くものはもう日常となってしまって、生活に加速度をつけてなじんでいくのかもしれない。

 

 そう思うと、夏のバカンスを3週間以上とるヨーロッパの人々はすごいなと思う。そんなにいたら、そこが日常になってしまって、元の場所に戻れないんじゃないか。日本人が休まないことはあまり良くないと思うのだけれど、休暇が短いというのは、今いる場所を拠点として日常を守りたい気持ちが強いからではないかな、とも思う。

 

 とにかく、平均的に習慣が身につくとされるのが66日。私の早起きは、今月末まで継続できたらかなり定着したということ。散歩は9月末くらいが目安か。まだまだ暑い時期なので、時節的なメリットを活かせてラッキーである。