読むのも書くのも暇な人

考えていることや読んだものについて書いていきます。

43歳

あと10分もしないうちに43歳になる。

先週、足に怪我をしてしまって、1週間外に出ていない。

落ち込むかなと思ったが意外と平気だ。

 

山本直樹の『ありがとう』を読んだら、

逆噴射家族』が観たくなり、ネットで知った”『ブレイキング・バッド』の製作者が

影響を受けたのでは?”説を思い出してなるほどと思う。

 

『病短編小説集』をついに読み通したところ、

ドリス・レッシングの『十九号室へ』を発見して「ここに!」と驚く。

以前観た韓国ドラマ『この恋は初めてだから』に出てきて読んでみたいと思っていたのだ。想像より重い読み応え。

 

雨宮まみ『40歳が来る!』を読み返して、リアルタイムでは胸が痛くてあまり読めなかった『女子をこじらせて』を再読する。何度も声を立てて笑ってしまう。雨宮さんの真骨頂はそのユーモアセンスにあったと思う。ブログ『弟よ!』のコメント欄も、とても面白かった。改めて複数の作品を振り返ると、あちらの世界へ行く予感は、思ったよりもずっと早く動かしがたくあって、せつない。

 

真魚八重子『心の壊し方日記』、真魚さんのお母さんが、どんどん周りの体力・精神力を削いでいく様子が手に取るようにわかる。わたしの実母も義母もそういう要素を持っているから。のっぴきならないところまで来て、真魚さんが「生きたい」と声に出す場面に胸を打たれた。

 

43歳もたくさん読んで、たくさん観たい。