読むのも書くのも暇な人

考えていることや読んだものについて書いていきます。

宿題

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 1年くらい借りっぱなしの本がある。500ページの分厚い本がシリーズもので4冊。自分にとって重要な、読まなければならないフェミニズムの本なのだけれど、女性は男性の動産だったというおさらいをするのが地味に傷つく。

 

 振り返ってみれば、歴史の勉強も侵略、略奪、戦争ばかりでうんざりだった。それを興奮気味に授業で話す教師にも、戦国武将の名前に詳しいクラスメイトにも吐き気がした。英語を勉強することにも抵抗があった。学校の勉強にはあまりにも不向き。

 

 でも、どうしても知りたいこと、自分の中でハッキリさせたいことがあるからやるしかない。一ノ瀬俊也『昭和戦争史講義』(2018年、人文書院)で

女性史で卒論を書く学生は多いですが、ともすれば「明治」や「大正」という限定された枠の中でしか問題や対象をとらえようとせず、そのため視野が狭くなってしまうことがあります。女性の社会的地位や意識の変化は前近代から近代にかけての広い視野の中で考えるべき

ということが書かれていて、うわーこれは学生時代の自分、と思ったから。別に今から卒論を書くわけではないのだけれど、20年前にできなかった宿題を今やってスッキリしたい。夏休み中に読むぞ〜。

 

ジェンダーの話はいつもすごく気を使う。が、幼稚園などでちょっとした違和感があった時に、ママ友同士で「それってジェンダー平等に反するよね!」と冗談ぽく言い合えるのが楽しい。

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全然関係ないけれど、写真は近所の公園。1が「アトランティックシティーだ〜!」と主張して譲らないので、我が家ではそう呼ばれている。