読むのも書くのも暇な人

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運動会の思い出

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 もうすぐ4と1の運動会だ。二人とも「リレーで抜かせたよ!」とか「つなひきしたよ」とか毎日教えてくれる。1は去年、運動会が嫌すぎてあの有名な”捕われた宇宙人写真”状態だった。親としては見ているのもつらかった。今年は安心して応援できそうでうれしい。

 

 個人的には、運動会の思い出はろくなものがない。妹の幼稚園の運動会では、保護者リレーで一人のお父さんが全力疾走しているところに、よちよち歩きのよその子どもが飛び出してしまった。そのお父さんが大きく転がって避け、子どもは無事だったのだけれど、お父さんの鎖骨が折れてしまった。しかも、彼は健保に入っていなかったらしくて大騒ぎになった。治療費や働けない日数はどうしたんだろうか。

 

 わたしの小学校の運動会では、「モクモクレース」とかいう競技があった。なんと、保護者が火のついた煙草をくわえながら走るのである。1980年代、本当に恐ろしい。我が家からは母が「一位をとる!」と張り切って参加したのだが、コーナーを曲がるときに転んでしまった。それでも最後まで頑張り、「絶対に口から煙草を離さなかった」と誇らしげに帰ってきたのだが、わたしは、みんなが密着しているところで火が服に燃え移ったらどうしようと気が気ではなかったし、母が転倒してたくさんの人に踏まれそうになっているところを見てしまったのがショックだった。

 

 令和の今、親でいられて本当に幸せだ。コロナのおかげで保護者競技がないから大人が怪我をしないですむ。4と1の運動会は、純粋に子どもたちが主役。それが一番だと思う。じっくり楽しみたい。