読むのも書くのも暇な人

考えていることや読んだものについて書いていきます。

活字断食明けに買った本

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 一週間本を読まなかったので、本屋さんに駆け込んで本を買った。

 

吉本ばなな『とかげ』新潮文庫、1996

欲しいなと思っていたら、お店入ってすぐの平台に置いてあって目があって驚いた。「田所さん」が入っているとずっと思い込んでいたのだったが、それは『体は全部知っている』の方であったと気づく。そっちも好き。高校時代によく読んだ。

 

宮部みゆきステップファザー・ステップ』新装版 講談社文庫、2021

中学生の頃に宮部みゆきにハマって、ものすごく気に入った一冊。『ブルーバレンタイン』のように、男性が血の繋がらない子どもを育てる話になぜか惹かれてしまうのだけれど、きっとこれが発端だと思う。

 

水木しげる『ほんまにオレはアホやろか』講談社文庫、2016年

小学校の頃に、図書館にポプラ社の「のびのび人生論」というシリーズが置いてあって、水木先生のこれが一番好きで何度も読んだ。このシリーズはかなり自分のツボをついていて、他にも、萩原葉子『ひとりぼっちの思春期』や江戸屋猫八『吾輩は猫ではない』が忘れられない。

 

中島らも『今夜、すべてのバーで』新装版 講談社文庫、2020年

小中学生の頃になぜか中島らもにハマっていて読んだ本。大人になってアルコールを飲むようになってからは初めてなのでどんな感想を持つか楽しみ。

 

アゴタ・クリストフ堀茂樹訳『悪童日記』ハヤカワepi文庫、2001年

最近読んだ本で勧められていたので読んでみようと手に取る。短い話がたくさん入っていて読みやすそう。

 

金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』新潮社、2021年

旅行に行くときは金原ひとみを持って行きたくなる、なんでだろう不思議。デビューからずっと読んでいる。テーマはずっと変わらないのに設定や人物は進むから好き。

 

伊藤比呂美『ショローの女』中央公論新社、2021年

伊藤比呂美さんもずっと好き。女の人生は、この先こうなるんだ、という私にとっての水先案内人のような存在。自然とか植物の描写もすごい。

 

ちばてつやひねもすのたり日記④』小学館、2021年

これは漫画ですが、私にとって神様の一人。(他は、水木しげる神、萩尾望都神、山岸涼子神、安野モヨコ神)。小学校の頃に、『おれは鉄兵』を読んで心を撃ち抜かれてからずーっと敬愛している。毎日ちば先生の「一日一回はなんとしても運動して”熱い汗”をかく」を思い出してほんの少しでも運動している。先生にはずっとお元気で漫画を描いていて欲しいと思う。

 

あ〜早く読みたいな。写真は近所のカフェのチェリースパークラー。きれい。