７月中に絶対書こうと決めていた4000字のショートショートがやっとできた。嬉しい。今月は、初頭に2000字のショートショートが思ったよりも早く書けてしまったので、出して浮かれていたら中盤全然書けなくなって本当に焦った。
2000字は0から立ち上げたからツルッといけたけど、4000字は前に書いたシナリオを直したものだからそれもあって難航した。編集者時代、上司が「過去の企画を流用するのは考えることが少ないから楽なようでいて意外と大変だから、実は新規で作り直したほうが早い」と言っていたのを思い出す。
もともとのシナリオは、教室に入って初めて書いたもので、他の受講生の前で音読しないとならないのだけれど、けちょんけちょんのボコボコにけなされた。確か3年くらい前のことだ。講師も、褒めてくれたポイントはあったけれど明らかに困惑していて、
なんだか嫌になってしまって１回でその講座は行かなくなってしまったのだった。
今回書き直してみて、「登場人物を無駄に病気にしない」「殺さない」「簡単に不倫させない」「実は結婚していたことを最後にわからせない」など、指摘されたことが自然と修正されていて驚いた。しかし、元のシナリオは2000字だったのに、詰め込みすぎだな私は。とにかく、自分で直せるようになって成長を感じる。
写真は、近所のお寺に最後に生き残っていた紫陽花。他はみんな枯れて首狩されていたのに、健気に生き残っていた。私もしぶとく行くぞ。
