言い訳
ふと気づくと、子どもたちの夏休みが始まっていた。以前は他のところに預けていたけれど、いろいろあってなるべく一緒に過ごすようにしている。それは、考えた上での自分の選択だからいいのだが、なぜかいつも、始まってから気づく。「あ、自分の時間が少なくなるんだった」と。
そして、こういう時に限って今まで蓋をして見ないようにしていた問題が出てくる。今朝も一人で考えごとをして、しくしく泣いて、なんとかしようと段取りをつけて、残りの時間で、「え、書くの?」と思ってしまった。こんなに悲しいのに書かなきゃいけないんだ〜。いや、別に仕事じゃないし、わたしが書かなくても誰も困らないから、書きたくなきゃ別に書かなくてもいい。だけど、書かないでいると体の奥にゴミのようなモヤモヤが溜まってよくないので書くしかない。
特に何もない時は、創作していると楽しいのだけれど、リアルな悩み事などが降りかかってくるとそれどころではなくなる。そういえば前に書けなくなった時も、辛いことが重なってそれどころではない気持ちになってしまったんだった。
昔書いたシナリオを手直ししているという状況もまた、どよんとする一因なのかもしれない。最初はまだいいんだけど、量が増えてきた段階のものがなかなかにひどい。でも何か、その時にしか書けなかった切実な要素があって、まずい部分は切り取ってそこは生かしたいと思う。
今まで、テストの見直しを一回もしたことがなかった。見たくないものを見る勇気がなくてやり過ごしてきた。毎日を生きるので精一杯で客観視するとか改善するとかそういう余裕はなかった。今、やりたくないけどやらなくちゃ、と感じるのは、やれるだけの状況が整ってきたからだと思いたい。やらない言い訳はザクザク出てくるけれど、きっと、何も問題のない中年女性なんていないのだ。ぐちゃぐちゃでもいいから手を動かすしかない。
写真は、2年前に4と行った旅行の時のもの。なんだかんだで疲れて(書けなくなった時期ですね)どうしても海の近くに行きたくて、発作的に行ったのだった。初めての女二人旅で楽しかったな。あ〜海成分が足りてない(言い訳)。