復調
いつもの体調が戻ってきてうれしい。元気がないと本も読めないし、ドラマも観られないし、字も書けない。ご近所から今年も立派な葡萄をいただき、4と1と奪いあって食べる。
しばらく前に買ってあったヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』を読み始めたら面白くて止まらない。フェミニストなのにウルフを読んだことがないことを長い間恥ずかしく思っていたのだけれど(スーザン・ソンタグも読んだことがない)、フェミニズムの流れとしてではなく、普通に読み物として楽しめばよかったのかな、と思う。
しかし、作品とも人物とも何の関係もないのに『ヴァージニア・ウルフなんか怖くない』という戯曲に名前を使われてしまって(そんな風に書かれたら怖いイメージがついてしまうに決まっているのはダチョウ倶楽部が証明している)何とも気の毒なことである。