読むのも書くのも暇な人

考えていることや読んだものについて書いていきます。

あきらめ

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 「まだ暑いまだ暑い」と自分に言い聞かせてぎりぎりまで半袖で通すも、長袖が必要な日がきてやっと「夏が終わってしまったんだ」とあきらめがつく。毎年往生際が悪いわたし。

 

 今日は人生初の MRIをやってきた。轟音と振動で未来の拷問みたいだった。

 

 アゴタ・クリストフの『悪童日記』三部作を読んだら、もう人生で小説はこの3冊だけ手元にあればいいかな、という気持ちになる。それくらいすごかった。

 

 エッセイが読みたくなり、青木さやかの『母』を読む。

www.chuko.co.jp

 うちの母とはタイプが違うけれど、関係性とか母と離れて上京してからの感じが似ていて「そうそう」と思う。青木さやかがパチンコにハマった時の元彼はすごい人だ。彼女の才能を見抜き、自分といるとダメになると思って身を引いたんだろうな。なかなかできないことである。おもしろい男性がけっこう出てきて友情を結ぶところが好き。

 

 その流れで、ずっと読みたかった光浦靖子の人生相談をまとめたものも買う。

www.gentosha.co.jp

 光浦の答えはもちろん毎回秀逸なのだけれど、質問が笑える上に本質的なものばかりなのが良い。社会人になりたての人間関係で悩んでいた時とか、恋愛がうまくいかなくて落ち込んでいた時の自分に読ませてあげたかったな。