4歳の1と散歩をしていたら、彼にとって夢みたいな空間が出現した。ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家を発見した時くらいのインパクトではなかろうか。どの金魚もブリブリっと育っていて、カエルは楽しそうに泳いでいる。右奥には、見えづらいけれどもサンショウウオがいる。
サンショウウオは冷たくて綺麗な水でしか生きられず、育てるのが非常に難しいらしい。ネット上の知り合いで、職場で突然複数のサンショウウオたちの世話係になった、という人の話を思い出した。引き継いだばかりで一匹亡くしてしまった時は、ショックだったという。確かに、つぶらな瞳がかわいすぎて、カエルを失うよりダメージが大きいかもしれない。カエルには申し訳ないけれど。
夢中で観察する1をずっと見ていたかったけど、そうもいかないので引き剥がして帰る。今、私がこれくらい歓喜できる夢の空間ってどんなものだろうか。本屋さん? 服屋さん? 子どもの頃は、何に夢中だったんだっけ?