わたしが新卒で入った会社は、PowerPointとExcelが使えると「仕事ができる人」とみなされた。どっちもまったく使えず、その上仕事も悲しいほどにできなかったわたしは、劣等感がぐんぐんふくらんで毎日体中が痛かった。
会社をやめてフリーになり、普通に仕事を進められるスキルはついたものの、あいかわらずPowerPointとExcelは苦手だ。今やっている仕事は書類を作ることが多いので、これらを克服しようかなと思っている矢先に、この本を見つけた。
読んでみて驚いた。大体の書類は、Wordで事足りるという。むしろ、必要ないのにPowerPointとExcelを使っている方が非効率的であり、場合によっては迷惑とまで書いてあった。Excelが適しているのは、マクロを組む必要があるとき。フォーマットに必要事項を入力する程度なら、Wordで十分だそうな。
これを知ってからは、Wordで表を挿入する機能を堂々と使うようになった。文章と表が混在する書類なら、Wordの方がいいと専門家ブログにも書いてあった。
Wordで作るわたしの書類はわかりやすいと好評だ。Excelと違って印刷ズレもないし、なるべくA4ペラに収めたいという気持ちになるので、スッキリまとまってよいと思う。Wordはすごい。みなさんもぜひ活用してみてください。